横浜に生まれ29年、そして自称横浜市観光大使になって早10年。
今は都内の旅行会社でOLをしていますが、昔はラジオパーソナリティになりたいなんて思っていた時期もありました。
大学も東京の某私立大学に通っており、東京出身の子たちが地方から上京してきた子たちに静かな地方マウントを取っている中、私は横浜出身であることを誇りに思っていました。
もちろんそれを声を大にして言っていた訳ではありませんが、私は物心付いた頃から横浜が好きでした。
それは単なる「地元愛」とは別の、「横浜が好き」という横浜の魅力に惹かれていたのだと思います。
そんな気持ちがあったのと、人前で話したり歌ったりすることが好きだったので、なんとなくラジオパーソナリティに憧れていたんです。
そんな夢も周りの就職活動の気流に飲み込まれてどっかに行ってしまいましたが。
今の生活もそれなりに、というかとても楽しく充実した日々を過ごしているので、夢を中途半端に諦めたことはさほど後悔はしていません。
元々あれもこれもやりたい!と思うような性格で、大学時代からお金を貯めてはあちこちに旅行へ行っていました。
時にはどうしてもバイト代だけでは足りなくて、お金を借りてまで私の旅行欲を満たしていました。
今になって調べてみると、すぐに5万円借りる方法は消費者金融やネット銀行があるみたいですね。
飛行機のチケット代のために今すぐどうしても5万円借りたいという状況になった時、当時の私は親や友人から借りるしかありませんでした。
「一期一会」のような感覚で、その時期・その場所・そのタイミングでしか出会えない景色や経験ってあると思うんです。
お金がないって理由だけでその機会を逃すのはめちゃくちゃもったいないことだと思っています。
なので新卒から旅行会社へ就職し、趣味だった旅行に関する仕事ができてとても充実しているのです。
話を私の横浜愛について戻しますと、横浜には全国的にも有名な赤レンガ倉庫やみなとみらい、横浜中華街などがあります。
他にも日産スタジアムやパシフィコ横浜、横浜アリーナなど、アーティストのコンサートや大規模なイベントが行われる大きな施設もあります。
そんな全国的な顔から、たくさんの公園やスーパー、スタバがあるなど、市民としても暮らしやすい街です。
1859年に横浜港が開港し、長崎や兵庫とともに、日本で最も早く外国人との交易を始めた土地だからか、横浜はとてもオープンなところ。
昔から超最先端を行くダイバーシティな街なんです。
「三代続いて江戸っ子」と言われる東京(23区の中でも限定的なエリア)に対し、「三日住めばハマっ子」なんて言葉があるように、昔から来るもの拒まずな開けた雰囲気の土地なんでしょう。
普段は横浜の歴史やおしゃカフェ、グルメについて色んなハッシュタグをつけて勝手にたくさん宣伝していますが、今日はちょっと横浜港のかんたんな歴史や今についての宣伝を兼ねたご紹介をしようと思います。
最初はちょっと真面目な歴史の話についてですが、すぐに楽しい話になるので、しばしお付き合いください☆
横浜港の歴史や魅力を発信!ヨコハマカワイイパークを楽しもう
横浜港は1858年にアメリカと締結した日米修好通商条約に基づいて、翌年の旧暦6月2日に現在の横浜市中区に開港されました。6月2日は今でも開港記念日として親しまれています。
みなさん日米修好通商条約って覚えてます?同時期に締結された日米和親条約と間違えたり漢字を間違えたりと、その程度の記憶しかありませんが、横浜港にとってはとても重要な条約だったんです。
横浜港が開港されてからは海外との貿易で栄え、1911年と1913年には、それぞれ赤レンガ倉庫2号館と1号館が竣工されました。
今ではヨコハマのシンボルとなった赤レンガも、今年でなんと創建110周年だそうです。横浜赤レンガ倉庫の公式さんも、創建110周年にちなんで「赤レンガを楽しむ110のこと」というものを公開しています。
とても可愛らしいサイトで「楽しみ発見ルーレット」なんてものがあるので、私もやってみました!
ぜひ今度晴れた日に広い芝生でダンスを楽しもうと思います(‘_’)
少し脱線しましたが、赤レンガ倉庫竣工後は関東大震災や戦争の空襲などを受け、度重なる復興を遂げてきました。
1859年の横浜港開港当日は、開港を記念した祝賀行事などは何も行われなかったそうですが、翌年の開港1周年には山車や手踊りで開港を祝ったそうです。
1982年に「’82国際デー第1回横浜どんたく」として始まった横浜開港祭も今年で第40回を迎え、コロナ禍の中例年とは違った開催方法でも大いに盛り上がりを見せていました。早くも来年の開催が楽しみです!
そしてもう一つ、横浜港の開港を祝うイベントがあります。
毎年5月3日の憲法記念日に開催される「横浜開港記念みなと祭 国際仮装行列」です。
「ザ よこはまパレード」と親しまれ、私もこのイベントが大好きです!
色んなたくさんの人が踊ったり楽器を演奏したり手を振りながらパレードしたり、それぞれ個性が光る山車が通ったりして、横浜の街が一気にテーマパークみたいになるんです。
山車はこんな感じ♪
知事や市長さんも可愛らしい山車に乗ってパレードするのが個人的にツボです(笑)
この画像はすべて横浜開港記念みなと祭の公式サイトからお借りしたので、他の山車も気になる方はぜひ見に行ってみてください!
2013年からは「ヨコハマカワイイパーク」がみなと祭の催し物の一つとして、山下公園で開催されるようになりました。
なんかもう「ヨコハマカワイイパーク」って名前だけで可愛さとかポップさとかキラキラしたものを感じますが、アニメやアイドルを始めとする日本のポップカルチャーをテーマにしたイベントなんです。
クールジャパンって言葉流行りましたよね。日本のポップカルチャーは海外からとっても人気がありますが、もちろん日本国内からの人気も根強く、私も例に漏れず日本のポップカルチャーが大好きです。
記念すべき初開催には、でんぱ組.incや風男塾のほか、たくさんのアイドルやパフォーマーが参加しました。
お祭りやイベント事が大好きな私ですが、実はこのカワイイパークが3本の指に入るくらい好きなイベントかもしれません。
ちなみに他には徳島県の阿波踊りと沖縄県のパーントゥ・プナハが好きです。
他のお祭りやイベントもですが、それぞれ趣旨や内容が違うのでやっぱり一番は決められません。
元々アイドルはあまり興味がなかったのですが、山車目当てで行ったみなと祭でたまたま目に入ったカワイイパークの魅力にじわじわ引き込まれ、それ以来毎年カワイイパークにも本腰を入れて見に行っています。
全然知っているアイドルはいないのに、何て言うんですかね、彼女達の全力パフォーマンスに惹かれてしまうんです。特に印象に残った子たちはその場でSNS見たり名前覚えたりしてました。
ここまでせっかく読んでくださった優しい方には、ぜひこのヨコハマカワイイパークの魅力を知って、そしていつかは足を運んでいただきたいと思うので、ちょっとだけ熱を入れてお話させていただきます。
ヨコハマカワイイパークの最大の魅力はアイドルパフォーマンス
ヨコハマカワイイパークの魅力はなんといってもアイドルパフォーマンスです。
私の拙い文章力や表現力では上手く伝えられないのですが、普通の、私達と同じ(は失礼?)生活をしている女の子たちが、キラキラと舞台の上で歌って踊っているんですよ。
横アリやパシフィコ横浜で何万人も動員するアーティストやアイドルとは違ったキラキラオーラが出ていて、なんかこう同じ世界線というか、わりと近い感覚で生きてきた子たちが全力で楽しんでいる姿に胸を打たれるんです。
完全に主観なんですけどね。
一昔前はアイドル戦国時代なんて言って、芸能界にもたくさんのアイドルがいて、まさに群雄割拠の状況だったり、地下アイドルやご当地アイドルなんてのもたくさんいましたよね。
これは当たり前の話なんですけど、グループはそれぞれ名前やコンセプト、楽曲など全部違うじゃないですか。それが本当にみんなそれぞれで十人十色なのが面白いな~、といつも思っています。
よくこれだけいて、それぞれ違うものが出せるものだな~と。
ヨコハマカワイイパークに出演しているアイドルやアーティストの方たちも、みんなそれぞれに個性があって、少しでも多くのお客さんに覚えてもらおうとみんな努力しているんですよ。
なんかそういう直向きな姿を見ると、弱いです、私。
私はアイドル活動とかは全くしてこなかったですけど、勝手に感情移入して、色々と思いを巡らせて、目の前で踊っている彼女達に投影させています。
初めて見て、しかもほんの数分間しか見ることは無いのに。
アイドル(idol)って英語では「偶像」って意味なんですけど、まさにその通りですよね。受け手が勝手に人物像を作り上げてしまうのですから。
きっとこの、現実とファンが作り上げた偶像の乖離に悩んでいるアイドルやアーティストの方は多いんじゃないかな。
それでも夢やワクワクを与え続けてくれる彼女達、尊敬。
たぶんこの感情、ヨコハマカワイイパーク以外にも出くわす場面は多々あると思うんですけど、これが私の一番近い場所で追体験できる場所だったので、こんだけハマってしまったのかな・・・。
なんかヨコハマカワイイパークの魅力ってよりも、アイドルについて熱く語ってしまいましたね(笑)
ちょっと強引ですけどヨコハマカワイイパークの魅力について話を戻しましょう。
ヨコハマカワイイパークでは、アイドルパフォーマンスの他にも大抽選会や謎解きイベントもやっているんですよ。
もちろん屋台もありますし、本当に1日だけじゃ物足りないイベントです!(イベントは3日間とかやっている年もあるので足りない人はぜひ!)
あ、それと地元の小学校の児童クラブの子どもたちがステージで踊るっていう企画も何年か前に見かけて、そういうのも素敵だなと思いました。
私もいつか、大きくなった娘や息子がヨコハマカワイイパークのステージで踊る日が来るのかな、なんて。(結婚していません。)
なんか色々脱線しながらここまで来ましたが、私が思ったことや言いたいことを思いのまま書いてしまった感じになりましたね。
今回は「横浜開港祭」と「横浜開港記念みなと祭 国際仮装行列」と「ヨコハマカワイイパーク」についてそれぞれ少しずつ紹介しましたが、どれも歴史や伝統ある横浜の大イベントです。
2024年の横浜開港祭のサブテーマは「~いつもここから なにかがはじまる~」でした。
誰でもカモン!みたいな横浜だから、いろんなバックグラウンドや考え方を持った人が集まって、一緒に生活して、新しいものを作って「今」の横浜になっていく。
やっぱり私は横浜が好きです。
魅力を最大限伝えきれないのがなんとも悲しいですが、少しでも何かの気づきや発見になってくれたらいいと思います。
もう少しあとがきみたいなことをさせていただくと、趣味って個人差とかあるじゃないですか。
でも自分の趣味の範囲って、誰かに言われなくても開拓したり深堀したりできると思うんですよね。
でも範囲外のことや興味のないことは、誰かから影響を受けないと入り口にも立たてないような気がするんです。だから私は入口に導くような人になりたいと密かに思ってます。
入口に立ってそのドアを開けるかそのまま引き返すかは、個人の自由です。そこまでは強制しません。
私の趣味は、「広く、浅く、時々深く」みたいなスタンスなので、世の中の楽しいことやキラキラしたこと、面白いことを人に広めて、そして自分も新しい趣味に出会ってたまにハマる、そんな風に生きていきたいと思っています。
なのでこれからもSNSや何かのイベントを通じて、私が面白いと思ったことや横浜の魅力についてどんどんシェアしていきますね♪
人生の楽しみ方はひとそれぞれ!みなさんも何かおもしろいことやお祭り情報があれば教えてください☆